城崎温泉

全国に有名な温泉はいくつもありますが、その中には文豪に愛された温泉もたくさんありますよね。そんな温泉の1つが兵庫県にある城崎温泉です。
城崎温泉といえば古くから文豪に愛された温泉としても知られており、志賀直哉が書いた小説「城の崎にて」は、城崎温泉に滞在した際の経験を元に書かれたものとして知られています。

文豪にあまり興味がないという方でもおいしいカニを食べることができるとなれば興味を抱くのではないでしょうか。城崎温泉は日本海側にあるので冬にはおいしいカニを目当てに訪れる方も多いでしょう。
もう一つ城崎温泉の魅力となっているのが大谿(おおたに)川沿いに軒を連ねる木造の宿と柳並木の街並みです。ミシュランのグリーンガイドジャパンで星2つを摂っている美しい景色が魅力的です。
緑の柳が垂れる姿も美しいのですが、柳の間に見える木造建築の建物、さらに川に映る柳がとても美しく散策するのにピッタリですが、せっかくなら浴衣でゆっくりと歩きたくなる風景です。

夜の静かな街並みも魅力的ですが、昼間は昼間の楽しさがあります。川沿いにお土産屋さんが軒を連ね、カフェなどもあり、さらに公衆浴場が7つもあります。
まるで時代を遡ったかのような街並みは落ち着いた雰囲気でゆっくりとした散策を楽しめます。
特に女性に人気が高く多くの女性グループが訪れますが、せっかくですから浴衣に着替えて散策するとよいでしょう。浴衣を着ていることで街の雰囲気に溶け込みやすく写真もさらに雰囲気のあるものになります。

城崎温泉に出かけたらぜひ楽しみたいのが外湯めぐり、城崎温泉には、7つの外湯があります。
外湯には7つそれぞれに由来があり、それによってご利益にも違いがあります。どんな由来がありご利益があるのか調べて気になるところをまわるとよいでしょう。
女子旅で訪れるなら外せないのが御所の湯ですね。
こちらは美人の湯とも呼ばれているお湯で火伏防災と良縁成就にご利益があるとされています。ご利益もですがその建物が素敵ですからぜひ建物から楽しんでほしい外湯になります。
京都の御所をイメージしたという建物はまずは入り口から外湯のイメージとは全く違ったまるで仏閣などに訪れるような雰囲気です。
中に入ると金箔の屏風絵に天井画のある休憩所、休憩所というには豪華でびっくりです。もちろんお風呂の方もなかなか豪華な造り露天風呂もあり、こちらは岩でできたものになっており三段の滝のようになってつながっています。
女性にうれしいのがミストサウナです。とにかく贅沢な気分になれるのでぜひ外湯めぐりの候補に入れてみましょう。